使える! ボイスレコーダー

今からでもネイティブ並みに話せる
ビジネスシーンで通用する英語学習のためにすべきこと

日本人は英語が苦手ーーそんな言葉が何度も繰り返されてきました。みなさんも聞いたことがありませんか。でも、本当にそうなのでしょうか?

日本国内でのビジネスシーンでも英語を使う機会がますます増えている

同じ外国人でも、なぜ力士は日本語が上手でプロ野球選手は下手なのか

興味深い研究があります。早稲田大学大学院の宮崎里司教授(日本語教育)は、ある日「プロ野球の外国人選手は全然日本語が上達しないのに、外国人力士は日本語がどんどんうまくなるのはなぜか」に疑問を持ちました。そして力士の生活に密着したのです。この研究は宮崎教授の著書『外国人力士はなぜ日本語がうまいのか』(明治書院)で詳細に紹介されています。

外国人力士の多くはほとんど日本語ができないまま相撲部屋に入ります。最初に覚える日本語は「イタイ」。けがをしたことを伝えるのに必要だからですね。彼らはまた番付表を読むために漢字をどんどん覚えます。対戦相手が分からないと困るからです。

力士は、来日した時はいわばアマチュアです。相撲部屋の団体生活で、朝から晩まで日本語の環境にどっぷりとつかり、日本語を使うことを求められる。ところが外国人野球選手はプロとして来日します。自宅が用意され、通訳も付く。だから長い間日本にいても日本語がうまくならない。

宮崎教授の研究から二つ、学べることがあります。一つは学ぼうとする言語にどれだけたくさん触れるか、が大事だということ。二つ目は、使う必要があるから上手くなる、使う必要がないと上手くならない……ということ。多くの日本人は日常的に英語に触れる機会も少なければ、英語を使う必要もあまりない……これでは苦手なままでも仕方がありません。

ところがこうした状況は、すでに大きく変わりつつあります。

「必要かつ最適」な英語学習の場とは

経営者や社員らに対して行った意識調査で「英語力が必要」と答えたのは7割を超える=(株)テンナイン・コミュニケーション調べ

毎日新聞で、初めて「日本企業なのに社内公用語を英語にする」例が報道されたのは2000年。海外拠点20カ所、社員の75%が外国人という電子部品メーカーでした。次いで10年、大手ECサイト運営企業が12年から英語を公用語化すると打ち上げて大きな話題になります。高齢化・人口減少で国内市場が縮小していくなか、今や海外市場で勝ち抜けるかどうかに企業の成長はかかっています。ビジネスシーンでは英語の必要性はますます高まっています。

では、どうやって学習すればいいのでしょうか。実際のところ、漠然と英語を勉強するのはかなり大変です。ヒントは冒頭の力士とプロ野球選手の話にあります。もし今、あなたが英語を必要とする環境にあるなら、その環境こそがあなたにとって必要でかつ最適な英語学習の場。英語での会議へ頻繁に出席しなければならないのなら、聞く・話す力の充実が優先課題です。

英語学習に成功するのはどんな人?

従来の研究では、おおむね思春期以降に外国語を学び始めた人が、ネイティブ並みに話すのは難しいとされてきました。しかし、最新の音声学研究では、一部の人たちはネイティブ並みに話せるようになることが分かってきました。

それはどんな人なのでしょう。共通点は①発音の基礎知識があり、発音への関心が高い。②大量のインプット(聞いたり、読んだり)があり、テレビ、ラジオ、映画などさまざまな素材に触れている。そして③シャドーイングや音読を行っているーー人々です。

つまり、発音の基礎をしっかり学ぶことが重要になってきます。インターネットを利用してネイティブの英語を大量に聞くのは可能ですし、音声を聴きながら即座に繰り返す(復唱する)シャドーイングは、特に有効です。

シャドーイングで「会議の話法」を身につけよう


ICレコーダーを使った自分だけの
オリジナル教材で練習しよう
 シャドーイングでは話す人のスピード、リズム、イントネーション、ピッチ(声の高低)をなぞることになります。これらは実際に会話するうえで、とても重要な要素です。例えば何かを強調したいとき、誰かに反論するとき、丁寧に表現したいとき……文法的な正しさだけでなく、声の調子や強弱で上手く伝わったり、伝わらなかったりします。実際の会議をICレコーダーなどで録音してシャドーイングに使っていれば、自然と「会議の話法」を身につけることができるのです。プレゼンでも全く同じです。「こんな風にアピールしたい」という上司や先輩のプレゼンを教材にしてみましょう。

シャドーイングの練習なら、上手く聞き取れなくても思い切ってICレコーダーの「早聞き」機能で、より早い速度で聞くことをお勧めします。何度か練習してから、速度を普通に戻してみましょう。ずっと簡単に感じるはずです。 会議録を作らなければならない時には、ゆっくり再生して聞き取れる「遅聞き」機能も便利です。

シャドーイングは、お手本の英語を「聞きながら発音する」を何度も繰り返す練習法。イラストは、オリンパスのICレコーダーの「シャドーイング再生」機能を使った練習イメージ

特に「自分もこんなセリフを言ってみたい」と思うところは、ICレコーダーに搭載されている指定した区間を何度も繰り返して再生してくれる「ABリピート機能」をつかってシャドーイングを繰り返し、フレーズごとおぼえてしまいましょう。自分の声を録音して、聞き直してみるのも勉強になります。しっかりと強弱をつけているつもりなのに、平坦な読み方だったり、自分が思うよりずっと遅かったり……いろいろなことに気づかされるはずです。

ネイティブ並の発話力や聞き取る力をつけるためにICレコーダーはきっと強い味方になってくれるでしょう。

記事提供:ニュースサイト毎日新聞

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